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忘れてしまう認知症・施設入居苦戦編
こんにちは。
本日から、11月1日。
段々と朝晩の冷え込みが厳しくなり、秋を感じています。
認知症に関する問い合わせや、不安を多く頂くので、数回に分け認知症に関して記録したいと思います。
介護施設紹介アクアには、お医者様や医療に関わる職種の者はおりません。
介護福祉に長く関わり、これまで、認知症の方やそのご家族に多く接してきました。
医療的な意見や、今後の治療方針をお知りになりたい方は、参考にはならないかもしれません。
忘れてしまう認知症
認知症には、様々な種類があります。
物忘れ外来などで詳細に検査をし、おおよその診断はつきますが、はっきりとはわからないところも多いです。
アルツハイマー型認知症だけではなく、その他の認知症の複合型認知症も多く見受けられます。
段々と進行し、生活に支障がでて、周囲の方が気が付きます。
施設入居の説得
家族がいよいよ施設入居を考えるものの、本人は認知症であることは到底わかりません。
よって本人から、反対されます。
なんとか説得を試み、やっと施設入居を本人が認めたとしても、翌日にはそのこと自体を忘れています。
疲弊する家族
説得を繰り返し、家族は疲弊します。
「自分は親の介護を放棄しているのではないか」
「本人が嫌がるのに入居させようとしている自分は親不孝ではないか」
「これまで育ててくれたのに、自分はその恩も返せない」
「自分の忍耐力のなさが原因なのではないか」
「強い口調になってしまう自分がいけないのでは」
そんなことはないんです
認知症研究の第一人者、長谷川先生が、以前講義で話されていました。
「認知症という病気は、家族が家で看ることは難しい。そういう病気なんです。」と。
多くの方が限界を感じ、施設入居を検討するが苦戦します。
そういう病気なんです。
キ-パーソンとして介護をされている方、どうか自信を失わないで頂きたい。
相談だけでもとお電話下さる方もおり、同じくお悩みの方が、日本中にたくさんいます。