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ブログ・・都内老人ホーム感染状況
こんにちは。
3月1日のアクアブログです。
厚労省HPより転載
依然として、オミクロン株による感染が猛威を振るっています。
現在の東京都は、3月6日までのまん延防止重点措置の最中です。
老人ホームの現状
介護施設紹介アクアで相談対応をする中、入居先のホームや入院中の病院と多く連携が必要です。
今年2月以降、ホーム内感染が勢いよく増えています。
約半数のホームで、ホーム内感染が発生または濃厚接触者が発生と、シフトを変更し運用していました。
管理者は夜勤に入り、本社のメンバーが日勤のヘルプに入る等、どの事業者も思考錯誤をしながらです。
ホーム内感染が発生したホームまたは、法人担当者に実態を伺いました。
口を揃えて話されるのは、
「認知症の方は予防もまん延防止も不可能」
ホームの種別や体制により、認知症の方が生活されるスペースは様々ですが、こちらが大きな課題になったそうです。
・グループホーム
全入居者が認知症、9人ワンフロアの単位で生活。
内数名が陽性になっても、陽性であることを忘れるので、マスクは外し居室から出てしまう。
忘れてしまう病気なので、何度マスクをしてください、居室に居てくださいと伝えても、忘れてしまう。
全入居者が認知症なので、完全収束に時間がかかる。
・老人ホーム
自立棟の場合、自立されている方が多く生活されているので、予防や完全防止を理解され収束は早い。
認知症棟の場合、グループホーム同様陽性であることを忘れてしまうため、一通りまん延。
収束に時間がかかるがホームの構造によるところもある。
高齢者虐待防止法
介護を提供する施設、ホームでは、さまざまな研修が行われます。
中でも、高齢者虐待防止法に基づいた研修があります。
いくつかの決まり事がありますが、どの方でも居室の中に閉じ込めてはいけないということ。
外から鍵をかけたり、行動を制限したりしてはいけません。
その方の尊厳を尊重するという観点から、当然のことを学習します。
よって、ケアスタッフは防護服を着用し、マスクができない認知症の入居者様へ交代で介護を提供、その方の容態が快方するのを祈る日々です。
3回目のワクチン
ほとんどの入居者及び施設関係者は、3回目のワクチン接種が完了しています。
まだ、施設内面会に制限があるホームも多く、高齢者介護業界では緊張の日々です。
ケアするスタッフや、運営する会社側へも心からエールを送りたいです。